最近のスズキの新型車にはMT、CVTに加えて新しい第3のトランスミッション
が搭載されています。それは、5AGSといわれるもので、日本で初めて採用
されたのは商用車のスズキのキャリィです。
その後、自家用車のアルトに搭載されました。アルトのスポーツバージョンの
ターボRS-Rは5AGSのみの設定となっています。
5AGSは5速マニュアルトランスミッションのクラッチ制御とミッションの
操作を自動化したものです。その機構自体は他のメーカーでも採用の実績が
あります。
最近ではDSGと言われるデュアルクラッチ式のミッションが普及していますが
BMWのSMGやアルファロメオのセレスピード、最近ではフォルク流ワーゲンのUP!
等にも採用されています。
運転感覚は、オートマチックのトランスミッションのようにアクセルを
踏みっぱなしで滑らかに変速してくれるようなものではなく、あくまでも
マニュアルトランスミッションの作法に従って、シフトチェンジの時には
アクセルを緩めるなど運転に工夫が必要なことには変わりがありません。
このトランスミッションの利点は既存のマニュアルトランスミッションに
自動機構を付けるだけで実現可能なので、安価にそして軽量に自動変速を
実現できるところにあります。
スズキはイタリアのマグネッティマレリ社と協力してチューニングを進めて
軽自動車のエンジン特性にマッチした変速が出来るようになっていると言います。
事実、評判はなかなか良いようで、悪い評判は聞きません。
最近の日本車のミッション(得の小型車)においてはCVTが主流ですが、
CVTの特性として、加速時にエンジンがうなる割にスピードがでないという
人間の感性と異なった動きをすることを嫌う人も多いようです。
スズキが磨き上げた5AGSが世の中に受け入れられて採用範囲が広くなれば
良いと個人的には思います。