軽自動車界で久しぶりに納得のいくモデルが発売されました。
それがスズキのアルトターボRSです。
スズキのベーシックモデルと存在しているアルトは2015年にフルモデルチェンジし、若干昔を懐かしむようなデザインになって発売されました。
それが功を奏したのか、なかなかの売り上げになっているようですが、そのアルトのスポーツモデルとして作ったのがこのアルトターボRSなのです。
アルトには過去に若年層を中心に大ヒットしたアルト・ワークスという過激なスポーツモデルがありました。
しかし、世の中が燃費性能の向上に力を入れるようになり、アルトもターボエンジンモデルの廃止と共にアルトエコに代表されるような低燃費モデルの代表となるべく車作りをされるようになりました。
しかし、低燃費競争も落ち着き、これ以上の低燃歩を目指すことが難しくなってきたのを機に、車としての魅力をあげようとターボエンジンを搭載したモデルが作られたのです。
アルト・ワークスの再来とも言われていますが、その当時のアルト・ワークスを知っている人にとってはちょっと懐かしい、アルト・ワークスを知らない世代の方は軽自動車の新たな魅力に気が付くことでしょう。
この車にはスズキの定番エンジンであるR06A型のターボエンジンが搭載されているのですが、ワゴンRやスペーシアなどに搭載されているものとは若干違うもので、トルクが高くなっています。
軽自動車においてパワーというものは自主規制値のというもので64psに抑えられていますのでそれ以上のものは作られないのですが、トルクは制限がないのでいくらでも高めることができ、それが高くなったということは事実上のパワーアップといってもいいものなのです。
5速AGSというトランスミッションが搭載
そしてトランスミッションですが、軽自動車といえばCVTと相場が決まっていますが、このモデルは違います。
スズキが新しく開発した5速AGSというトランスミッションが搭載されています。
このトランスミッションはいわゆるセミオートマチックというもので、マニュアルトランスミッションと同じ構造を持ちながら自動変速を行ったり、クラッチ操作が不要であったりという便利なものなのですが、DCTなど違ってクラッチは1つとなっています。
このトランスミッションは、人間が行うクラッチ操作と変速操作をECUとアクチュエーターによって行っているだけといういたって単純な考え方で作られているものなのです。
実はアルトターボRSにはこのトランスミッションしか用意されておらず、過去にあったアルト・ワークスやスポーツモデルにありがちなマニュアルトランスミッションは用意されていません。
ちょっと不思議な気がしますが、実はこのトランスミッションを使うことがこのアルトターボRSの目的であって、どうせつけるなら過激な車を作ろうということで作られているのです。
従って5速AGSなしのアルトターボRSはあり得ないということらしいです。