スズキはちょっと間違った売り方をしています。
その間違った形で売られているというのがスペーシア・カスタムです。
この車はママさん車として作られているスペーシアのドレスアップモデルとして作られているのですが、どういうわけかスズキは、子育て中の女性ドライバーのために作ったスペーシアをいくらドレスアップしたからといってもそれを男性向けの車として売ってしまっているのです。
ドレスアップモデルといっても外装パーツを少し変更しただけのものであって、中身は完全にママさん車から変わっていないのです。
男性ドライバーは女性ドライバーと比べても走るスピードレンジが高かったり、コーナーリングスピードが速かったりして、車にかかる負担が増えます。
車に負担がかかるということはその力をすべてあの軟弱なボディで受け止めるといいうことでそれでまともな走りができる訳がありません。
女性向けに作った車の外装を少し変えただけで男性向けの車として扱うのはやはりかなりの無理があります。
女性用の派手な柄の洋服を青く染め直して男性用として売っているのと同じです。
こういった売り方を自動車メーカーが行うのには実はちゃんとした理由があります。
最近は全体的に高くはなっていますが基本的には軽自動車は低価格が大きなメリットの車で、開発や生産にもそれほどコストをかけられません。
更にコストを低く抑えるために1台の車でたくさん売る必要があるのです。
しかし、スペーシアはどう見ても女性向け、それも子育て中というごく短い期間だけ必要とする車ですので、これだけでは生産台数が少ないのです。
そこで男性が好むようなデザインの外装パーツを半ば無理やり付け、男性向けのモデルを作ってそれを販売しているということなのです。
こういった方法は軽自動車では意外と多くのモデルに使われていることですが、そういった考え方を消費者に簡単に見抜かれてしまってはいけません。